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iamas in tokyo

コーディネーター:三輪眞弘(作曲家)
欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网スタジオ2 [タイムベースドメディア]教授
オペラ「新しい時代」、サウンド?インスタレーション「またりさま人形」オーケストラのための「村松ギヤ?エンジンによるボレロ」、著書『コンピュータ?エイジの音楽理論』ほか、作品集CD多数を発表。「アルス?エレクトロニカ」デジタルミュージック部門にてゴールデン?ニカ賞(グランプリ)受賞(2007)。

自律分散からだシステム
自律分散システムとは、系全体を統合する機構を持たず、各要素が局所的な相互作用のみから全体の秩序を形成するしくみのことです。これまで提唱してきた新しい音楽の方法論「逆シミュレーション音楽」は、そのような意味で「人力」で実現された自律分散システムによる音楽/芸術表現のことであり、IAMASの学生たちもこのシステムの可能性を数多く試みています。これこそが、人間の「からだ」とコンピュータの「アルゴリズム」が出会う未踏の沃野であり、現代テクノロジーのなかで生きるぼくらが人間であり続けるためのテクネー(技術=芸術)そのものだ、からだ! 
 

Matari-O-Max | 三輪眞弘
またりさま練習用ソフトウェア。通常ひとりでは練習することが難しい「スズカケ」の規則を体得するために開発されました。その後、ロボット?アームによる「Matari-O-Max/VR」、ネットワーク上でまたりさまを行う「TeleMatari」も発表されています。

逆シミュレーション音楽解説ビデオ |2002|三輪眞弘
今年の"Prix Ars Electronica"のグランプリ、"Golden
Nica"を受賞した、新しい音楽の方法論「逆シミュレーション音楽」 のコンセプトを「またりさま」をはじめとする三輪自身の作品を例として解説した紹介ビデオ。(日本語吹き替え版)

またりさま人形|2003|三輪眞弘+小笠原則彰
「またりさま」をコンピュータでも人間でもなく、機械によって実現したのが「またりさま人形」です。水流によって駆動される8匹の「またりさま人形」は8人の人間、あるいは1ビットのメモリーを備えた8つのXOR演算子として動作します。

またりさま人形3D|2003|桜木美幸
この作品は「またりさま人形」の実物を元に、その仕組みをCGで説明する目的で制作し始めました。しかしCGの中で使用した仮想の水にモデルの正確な構造を要求され、最終的には人形へのより精査な観察と理解を求められるシミュレーションへと発展しました。

またりさま Binary|2007|永野哲久
「またりさまBinary」は「またりさま」のアルゴリズムを音として聞くことができるソフトウェアです。
「またりさま」のアルゴリズムの持つBit、すなわち0と1(二進数 = Binary)の世界を音として体験できます。

moids|2006|斉田一樹+三原聡一郎+むぎばやしひろこ
「moids(モイズ)」は、一定のルールによって自律的に音を奏でる48個の電子音響デバイスの集合により構成され、鑑賞者の発する音や環境全体の影響を受けて自律分散協調的にダイナミックな音響環境を生成します。それはまるで鈴虫やカエルの合唱のように、個々は自律していながらも集合として調和のとれた合奏のように聞こえます。「moids」は、環境の偶然的な変化によって、瞬時に創発されていく非決定的モデルともいえます。

からだシュギョータイム|三輪眞弘
8月25日(土)/26日(日) 12:00-15:00
IAMAS 教授の三輪眞弘が逆シミュレーション音楽を直伝!「またりさま」や「蛇居拳拍子」を公開修行。飛び入り参加者も大歓迎です。申し込み
定員:16名

からだショータイム|からだシュギョーメンバー、鈴木悦久、宮内康乃ほか
8月26日(日) 15:00-17:00
「からだシュギョータイム」の成果発表とIAMAS の学生、卒業生による音楽作品を演奏します。

 

からだショータイム
クロマティスト|2005|鈴木悦久
ピアニストの指と、鍵盤上の半音階との関係によって作られた、ゲームピースです。演奏者同士の対戦の中から生まれる2声の旋律が、勝敗へ向かうためだけの音楽を奏でます。

 

からだショータイム
breath strati|2007|宮内康乃
女性による高く繊細な頭声倍音を発生させ、まるで空気や霧のうごめきのような音像変化を作り出す合唱曲です。透明で神秘的な響きを肌で感じてください。


「いまからだ」では7つのエリアに7つのテーマを設けました。それぞれのエリアでは異なるバックグラウンドを持った7人の教員がコーディネートを担当しています。