「生活?生命」に独自のしかたでアプローチする15組の作家による展示。彼らの作品?活動は、近親者や隣人、動物、花や樹木といった植物など様々な「生」との交感によって生まれます。作品に使用されるメディア(素材?媒体)は、陶器やテキスタイル、写真?映像、そしてモバイルデバイスまで多岐に渡っています。これらの作品が持つ柔軟な文化的?社会的批評性を聞きとっていただければと思います。
この企画は、大きく二つの方向性を持っています。「Place as LIFE —生命としての場所」は企画1を底から支える二つの展示です。原発事故後の飯館村の写真展示と、IAMAS校舎の前身である「大垣第一女子高校」の記録?記憶をモチーフとする展示です。「Projects for a LIFE —生活に向けてのプロジェクト」は、IAMASの多彩なプロジェクト群の中から、デザインやものづくりの方向からビエンナーレのテーマに関連する活動を選び出したものです。「生活?生命」という問題圏の深さと広がりを感じていいただければと思います