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ヒミツ基地大作戦 ~岐阜県美術館のヒミツ~

2019年度

視覚 / 聴覚 / 嗅覚 / 触覚を使って観察し、発見から創造へ

「ヒミツ基地大作戦 ~岐阜県美術館のヒミツ~」は、岐阜県美術館の「ヒミツ」でヒミツ基地をつくるワークショップである。

プロジェクトの目的

「ヒミツ基地大作戦 ~岐阜県美術館のヒミツ~」は、岐阜県美術館の「ヒミツ」でヒミツ基地をつくるワークショップである。参加者は、視覚/聴覚/嗅覚/触覚を使って美術館庭園にある彫刻作品や草木を観察し、みつけた「ヒミツ」を柄に変換する。その柄を大きな紙に描き、ヒミツ基地の骨組みに貼り合わせていく。初めは骨組みだけであったヒミツ基地も、ワークショップを経て形作られていき、最後はヒミツでできたヒミツ基地が完成する。様々な感覚を使って風景を捉え直すことで新たなモノの見方を体験し、その結果をモノづくりに活かし表現することで、創造力を身につけることが本ワークショップの目的である。当日は1時間のワークショップを4回行ない、計23名の子どもたちと保護者が参加した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

これまで、岐阜県美術館にてさまざまなワークショップを実施していた関係から、2019年の美術館リニューアルオープンイベントにて庭園を使った子ども向けワークショップの実施を依頼された。

具体的な進め方

6月:連携に関する打ち合わせ
7月:連携場所の視察
8月:ワークショップ設計と決定
10月:ワークショップ準備とデモ
11月:ワークショップ実施(11/3)

IAMASの関わり方

岐阜県美術館リニューアルオープンイベント「楽美初日」の一環として、本ワークショップを行なった。岐阜県美術館の基本理念「美とふれあい、美と会話し、美を楽しむ」をワークショップを通して体験でき、また美術館庭園の環境を活かした内容にすることに重点をおいて企画した。

連携の成果

ワークショップには、多くの親子が参加し、庭園に設置されている彫刻や庭園の木々など自然を熱心に観察する姿がみうけられた。普段美術館庭園を訪れる人には、庭園との新たな向き合い方を、初めて訪れた人には新鮮な体験を提供することができた。

参加教員のコメント

金山 智子

匂いや手触り、音など五感を使って美術館庭園をみるという新しい体験と、自分が感じたものを表現にし造形をつくるという行為は、子どもにも大人にも新しい経験として受け止められたと感じる。

  • 連携場所

    美術館庭園

  • 担当教員

    • 金山 智子
  • 協力者/参加学生

    ファシリテーター
    星安澄

    企画
    劣化シスターズ

    記録
    山田聡(RCIC 研究員)

  • 連携先

    岐阜県美術館

  • 連携期間

    2019.06 - 2019.11