今回は合計116組による出展となった。本イベントではMakerによる作品出展に加えて、プレゼンテーション?ワークショップも合わせて実施された。プレゼンテーションは12組の発表があり、発表の様子はYouTube Liveでも同時配信された。ワークショップは9組が実施した。今回は出展組数も増えたことから、共通のワークショップ?スペースは作らず、各出展ブースにワークショップ用のテーブルを設ける形で行なった。
また、関連イベントとしてヘボコン&デイリーポータルZによる「ヘボコン in 大垣」と、NxPC Lab.によるライブパフォーマンスも合わせて実施された。
今回新たな試みとして、開催日の1週間前に行われたプレイベントがある。メタバースプラットフォーム「cluster」の〈メタバース〉会場で行われた。3組の出展者によるプレゼンテーションを組み入れた本イベントは、プレゼンテーションを聴くホール(ライブ配信あり)と、全ての参加者が発話やチャットにより交流できるルームを自在に行き来できるよう組み合わせたことにより、多様な形態で参加できる場となった。
本イベントの目的は、さまざまなMakerとの作品を通じた交流?対話から、来場者とのものづくりに対する楽しさや親しみを共有する機会を生み出すことにある。前回よりも出展者数が増えた会場は、幅広い年齢層、多様な興味関心をもつ多くの来場者で賑わった。コロナ禍においても人々の交流を絶やさぬよう様々な試みを行なってきた本イベントであったが、今回ようやく、通常通りの開催ができたことになる。
また、出展者がお互いの作品をじっくり鑑賞する時間がないなど、これまで来場者から上がっていた要望に応え、1日目の閉場後に出展者同士の交流会を行なった。これにより、Maker同士がお互いの作品に触れ、心置きなく意見交換できる時間をつくることができた。Maker達の作品に触れ、言葉を交わし、子供達の素直な反応に笑顔を見せる。来場者の多くがそんな穏やかな時間を過ごしているのが印象的だった。