2024年11月1日から7日まで「清流の国ぎふ」文化祭2024 DX時代のメディア表現──新しい日常から芸術を思考する」が開催された。期間中は、欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网(ワークショップ24 1階 IAMAS附属図書館、7階ソピア?キャビン)の2会場を物理会場とし、ネットワークやライブ配信を扱うオンライン作品も同時に公開された。
本展ディレクターの松井茂(IAMAS教授)は本展を「コロナ禍を経て、デジタル技術を介したコミュニケーションが日常化しつつある。本展は、こうした新たな日常を経て、さらなるデジタルトランスフォーメーション(=DX)のヒントとなる思考を一堂に会した」展覧会と位置付けている。
会期中の11月4日(月?祝)にはIAMAS附属図書館においてトークイベント「新しい日常から芸術を思考する」が開催された。登壇者に畠中実(ICC主任学芸員)、尹志慧(ゆん じへ)(国立新美術館特定研究員)、松井茂(IAMAS教授)を迎え、コロナ禍における過去の展覧会の取り組みを紹介、そこから本展に向けての意見交換が活発に行われた。また、トークイベントの前後を挟む形で、谷口かんな(音楽家)による三輪眞弘作曲《呪い(まじない)ツイッター》の再演が行われた。藤幡正樹《Light on the Net》を正面に向かい合う形で行われた2度の演奏は、会場に集まった鑑賞者、オンライン視聴を行う鑑賞者、そして《Light on the Net》の電球の明滅にアプローチする参加者の気配の中で行われ、本展で松井茂ディレクターが「特に、空間と時間の隔たりを超越することに着目し、「ここ?よそ」と「過去?現在?未来」を繋ぐ、「?」を意識したい。」と指し示した新たな視点をリアルタイムに体験する時間となった。