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岐阜県立森林文化アカデミー連携授業「デジタルファブリケーション」

2022年度

デジファブと木工、微調整を繰り返すことで再発見する相互の技術

岐阜県立森林文化アカデミーとIAMASの連携授業「デジタルファブリケーション」を3年ぶりに対面にて実施した。

2016年度から実施している岐阜県立森林文化アカデミーとIAMASの連携授業「デジタルファブリケーション」は、IAMASの学内施設であるイノベーション工房を活用し2日間の実習を通して、デジタルファブリケーション技術を学ぶ授業である。
「木と道具」をテーマに実施された今年度の授業では、2020年度、2021年度のオンライン授業から得た知見から、資料の拡充や、試用期間の制限なしに使用できるアプリケーションを活用するなど、事前に学習できる環境作りを行った。

  • 連携先

    岐阜県立森林文化アカデミー

  • 連携期間

    2022

目的と成果

本連携授業は、レーザー加工機を使用した作品制作を通して、データからものをつくるデジタルファブリケーション技術を学習すると共に、岐阜県立森林文化アカデミーが専門とする木工技術を掛け合わせることで、相互の視点から技術を再発見し、理解を深めることを目指している。
「木と道具」をテーマにした今回は、身の回りにある小さな問題に着目し、”道具”を制作する。同じデータでも樹種の違いによって彫刻加工の見た目が大きく変化するなど、微調整をしながら繰り返し出力作業を行い、最適な素材を検証した。また、2日間の実習の中で、カット加工とデータにズレが発生してしまうレーザー加工機の特性から、データ作成用定規の制作まで発展していた。

IAMASの役割

岐阜県立森林文化アカデミーの担当教員へのヒアリングを元に授業設計と当日の講師を担当した。

  • 開催場所

    IAMAS イノベーション工房

  • 担当教職員

    • 小林 茂
    • 伊澤 宥依
  • 運営

    小林 茂(IAMAS 教授)
    伊澤 宥依(RCIC)
    渡辺 圭(岐阜県立森林文化アカデミー)

  • スケジュール

    2022.05 テーマ設定打ち合わせ、岐阜県立森林文化アカデミー見学
    2022.09 事前課題配布、授業実施