2012年より、岐阜ローカル鉄道の一つ、樽見鉄道とさまざまな取り組みを行ってきました。2012年には、ジョン?ケージによるプリペイドトレインの再演、AR(現実拡張) を搭載させたクリスマストレイン、地域資源を再編集?デザインした柿カフェトレイン、そして音、光、映像を用いたクラブトレインを企画?実施しました。 2013年度からは、メディア?地域?鉄道プロジェクトとして、毎年1~2回ほどクラブトレインやライブトレインを実施し、また、新しいインタラクションの実験と実践を行ってきました。これまでの実践では、ローカル鉄道を輸送媒体としてではなく、一つの空間メディア、またはメディア空間としてとらえ、そこに新しいインタラクションをデザインすることで、新しい価値を生み、奥美濃ソウルトレイン、Trainspotting、クラブトレイン2016など、現実社会での需要創出につながりました。 たるてつII では、これまでの成果を踏まえて、さらに、地域活性や循環経済を意識したインタラクションデザインや、都市と山間部を接続する取組みなど、樽見鉄道やその周辺地域?環境を活用し、新しいモノやコトの創造に挑戦していきます。
研究代表者 : 金山智子
研究分担者 : 平林真実