「清流の国ぎふ」文化祭2024
DX時代のメディア表現
──新しい日常から芸術を思考する
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前林明次《場所をつくる旅 2024》(2024)
録音技術は場所を運び、ヴァーチャルな場を作りだす。デジタルトランスフォーメーションに基づく非場所には、現実の政治空間を凌駕する可能性があるだろう。フレーム化され相対化される現状の「間」を想像する力が問われている。多層的に合成された風景を解体しよう。(松井茂)
《場所をつくる旅 2024》
#ワークショップ24
#作品
#前林明次
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出品作品リスト
◎オンライン
藤幡正樹《Light on the Net》(1996, 2024)
藤幡正樹《White Balance》(2021)
三輪眞弘《呪い(まじない)ツイッター》(2023)
毛利悠子《For the Birds》(2021)
前林明次
身体
と
環境あるいは空間のインターフェイスとして「聴覚」や「音」をとらえ、そこに技術的に介入することで知覚のあり方を問いなおす作品を発表してきた。現在は身体
と
場所との関わりへの想像力を喚起する装置として作品制作をおこなっている。主な作品?展覧会に《AUDIBLE DISTANCE》、《Sonic Interface》、《もの
と
音、空間
と
身体のための4つの作品》、《Container
#参加者
ワークショップ24
ミズタニタマミ《Tamami is going to encircle "To Encircle" in Tamabi.》(2023)
作品に興味を持ち、調査し、理解のため実践し自作してみる。挙げ句の果て作家に手紙を書く。アートを巡る情報のデジタル化、アートアーカイブの充実や資料の公開性は、好奇心を支援する。しかし問題も。その悲喜劇の行方はいずこ。(松井茂)
ミズタニタマミ《Tamami is going to encircle "To Encicle" in Tamabi.》
#ワークショップ24
#作品
#ミズタニタマミ
平瀬ミキ《氷山の一角》(2018)
メディアの中の風景に私たちは一喜一憂する。つまり感情を左右されている。この事実は否定し難く現実だ。だからこの合成された風景に、真偽を問うことは無意味。むしろ自身の感情が対峙する現実を考えたい。視覚を鍛えるオブジェを用いて、知覚のボディビルディングを始めよう。(松井茂)
平瀬ミキ《氷山の一角》
#ワークショップ24
#作品
#平瀬ミキ
安喜万佐子+前田真二郎《Waves on the Retina》(2024)
メディア技術の進歩は、淘汰を意味しない。オールド?メディアがニュー?メディアの影響で、生命を吹き返すこともある。例えば、デジタルはアナログを殺さない。むしろそこにコラボレーションが生まれ、相互浸透で活性する。水平な想像力を思考したい。(松井茂)
[参考作品]
gold leaf paintings with video projection series (Masako Yasuki + Shinjiro Maeda)
#ワークショップ24
#作品
#安喜万佐子+前田真二郎
誉田千尋《117》(2021, 2024)
映画が上映され、電話が登場し、出演者がいて観客がいる。ここはミニシアターだろうか? しかしこれは映画でなく、電話でもなく、出演者でもなく観客でもない。時間だけ現実? 否。デジタルトランスフォーメーションは、見た目を変えずに世界を裏返して繋ぎ直す。いま現実とは何か?(松井茂)
誉田千尋《117》
#ワークショップ24
#作品
#誉田千尋
赤松正行《タレスの刻印》(2022)
古代ギリシアの哲学者タレスは、夜空の観測に夢中になるあまり、道端の溝に気づかず転倒した。いま、その日、その場所で見えた夜空を計算できる。身近なデバイスで、日常の時間感覚を超えて対話する。制作に使用したスマートフォンは、さながらタイムマシンの性格を帯びる。(松井茂)
赤松正行《タレスの刻印》
#ワークショップ24
#作品
#赤松正行
クワクボリョウタ《プリペアード?ラジオ》(2006)
ノイズ
と
サウンドは相対的なものだ。言い方を変えれば、私たちは自分の聴きたい音だけを楽しむ。技術はノイズを取り除くのでなく、その時々の曖昧な心情のうつろいを表現し、聴取することを助ける。声によるペルソナや言葉の意味は、曖昧模糊としている。(松井茂)
#ワークショップ24
#作品
#クワクボリョウタ
池田町有線放送電話プロジェクト《池田町有線放送アーカイブ》
メディア技術はコミュニティ
と
どのように向き合ってきたのだろうか? デジタルトランスフォーメーションに何ができるのかを考える前に検証すべきではないか? メディア考古学的視点から、地域を活性化したメディアの温故知新を振り返る。(松井茂)
池田町有線放送電話プロジェクト
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#池田町有線放送電話プロジェクト
Archival Archetyping《モランディの部屋》(2019–2020)
作品を解釈するとは、作品がどのような思考と実践に基づくのかを推論し、演算することだ。その結果、ぼんやりと思考の向こう側に作家らしき人格が現れることもある。作品は実践
と
人格の痕跡だ。機械学習が紹介してくれる。「こんにちは、モランディさん」と。(松井茂)
桑久保亮太*1、小林茂*1、松井茂*1、大谷芳之*1、張心祈*1、仁泉大輔*2《モランディの部屋》(2019-2020)
*1: 欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网[IAMAS]Archival Archetypingプロジェクト、*2: daisukelab(所属は制作時のもの)
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#作品
#Archival_Archetyping
クワクボリョウタ《日本のいちばん大きい碑》(2024)
自作のARウェブアプリで捉えることができる「ある形状」。デジタルメディアが可視化した「ある形状」に命名してみる。「日本のいちばん長い日」を契機に形成され、生成され続ける形態。私たちの生活は、この碑によって守られているのだろうか? あるいは?(松井茂)
#空域を見る
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#クワクボリョウタ
青柳菜摘+佐藤朋子《TWO PRIVATE ROOMS—往復朗読》(2020–)
声を出したい。聞こえても聞こえなくても構わない。それでも「応答せよ」と否定し難く欲している。朗読は代読。代読する身体の主は誰か?「誰か」が誰でもよいとすればそれはあなたでも私でもよい。言葉とは? 声とは? 共有しながら所有するもの?(松井茂)
青柳菜摘+佐藤朋子《往復朗読》
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#青柳菜摘+佐藤朋子
作品
三輪眞弘《呪い(まじない)ツイッター》(2023)楽譜
http://neuezeit.org/score/
「呪い(まじない)ツイッター」は、欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网[IAMAS]附属図書館に献呈された、1台のグンデルによる楽曲。作曲家は、作曲意図を「永遠に続く技術革新
と
電力供給を前提とした人類の未来に思いを馳せて創られた」と述べている。上記の配信動画は、この曲の楽譜であり、ネットワーク上で常時生成、配信されている。2024年11月4日(月?祝)14時半頃、17時半頃の2度、谷口かんなによって、IAM
「呪い(まじない)ツイッター 指示書」(『欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网[IAMAS]紀要』vol.15、2024)
#オンライン
#作品
#三輪眞弘
藤幡正樹《Light on the Net》(1996, 2024)
https://www.lightonthe.net/
#オンライン
#作品
#藤幡正樹
藤幡正樹《White Balance》(2021)
https://white-balance.net/
#オンライン
#作品
#藤幡正樹
山下麻衣+小林直人《発芽を待つ》(2002)
コロナ禍、富山湾の蜃気楼=自然現象とのコラボレーションによる配信作品で注目された。本展では、自然とのコラボレーションの原点となるパフォーマンス作品《発芽を待つ》の記録映像を配信する。人間の掌に盛った土から、植物が「発芽」する瞬間を実見することを試みたパフォーマンスは、2002年9月21日から29日まで9日間続けられた。
2024年11月1日(金)10時から、展覧会にさきがけて配信を始め、会期を超えて、11月9日まで配信する。11月7日には発芽する予定。(松井茂)
山下麻衣+小林直人《発芽を待つ》(2002)
#オンライン
#作品
#山下麻衣+小林直人
毛利悠子《For the Birds》(2021)
ある文章が朗読される。スピーカーから発せられたこの文を、一定の距離を置いた収音マイクが聞き取り分析し、その文章をまたスピーカーが読み上げる。マイクが、文章のみならず鳥の鳴き声などの環境音も拾うことで、元々あった文章はやがて鳥の音に侵食されていく。刻々と変貌していくセンテンス
と
、泰然として変わらない自然の風景
と
をライブ配信映像で鑑賞する作品。 作品タイトルはダニエル?シャルルによるジョン?ケ
久松真一記念館
より配信。
記念館への訪問は、
ご利用案内
からご予約ください。
#オンライン
#作品
#毛利悠子
前林明次
「清流の国ぎふ」文化祭2024 DX時代のメディア表現──新しい日常から芸術を思考する
参加:
青柳菜摘+佐藤朋子
、
Archival Archetyping
、
赤松正行
、
池田町有線放送電話プロジェクト
、
クワクボリョウタ
、
谷口かんな
、
平瀬ミキ
、
藤幡正樹
、
誉田千尋
、
前林明次
、
ミズタニタマミ
、
三輪眞弘
、
毛利悠子
、
安喜万佐子+前田真二郎
、
山下麻衣+小林直人
ほか(50音順)
会期:2024年11月1日(金)?7日(木) 12時?18時
会場:オンライン、
ワークショップ24
(1階
IAMAS附属図書館
、7階
ソピア?キャビン
)
入場無料|予約不要
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