「風の音、風の光」 ——ティム?インゴルドのサウンドスケープ批判を起点として——
「音が比較されるべきは、視覚ではなく光である。」ー ティム?インゴルドが著書『生きていること』の中でサウンドスケープ批判として提起した問題を、哲学者、稲垣諭の『切り閉し?る技術―ARAKAWA+GINSと世界原理』??で取り上げられた「養老天命反転地」や「バイオスクリーブ」の概念??と結び合わせながら議論を進めていきます。ここではプロジェクトメンバー各々の制作との関連、あるいは様々なアート表現との関連についても言及されることになるでしょう。このトークイベント自体がオープンな公開授業のような趣でメンバー各々の体験や実感を元に進められることになりますので、テーマに関心のある方はぜひ議論にご参加ください。
IAMAS メディア表現研究科 教授
前林 明次 MAEBAYASHI Akitsugu
身体と環境のインターフェイスとして「音」や「聴覚」をとらえ、そこに技術的に介入することで知覚のあり方を問いなおす作品を発表してきた。近年は、場所イメージの「合成」をテーマに、フィールドレコーディングによる音響と様々なメディアを組み合わせるサウンドインスタレーションに取り組んでいる。主な作品に《Sonic Interface》(1999-)、《[I/O] distant place》(2001)、《ものと音、空間と身体のための4つの作品》(2005) 、《Container for dreaming》(2011)、《場所をつくる旅》(2017)などがある。欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网[IAMAS]教員。
修士2年
石塚 隆 ISHIZUKA Ryu
身体を基軸にした知覚について、サウンドや映像、孔雀の羽など、あらゆるメディアを用いて作品制作を行う。ストリートダンサーやシステムエンジニアとしてのバックグラウンドを持ちながら、AI生成の映像とTalkbox(シンセサイザー)のパフォーマンスを行うなど、多岐に渡り活動する。
修士2年
後藤 朋美 GOTO Tomomi
アーティスト。近年の主な展示「Art Meets 07」アーツ前橋、「海の森、海のいま展」スパイラル?ガーデン、「Platinum」Gallery Trax。主なWS「注ぐ?放つ?希望の光」群馬県立近代美術館、「音の花束 20 周年関連ワークショップ」東京都現代美術館。吉本ばなな氏著の「おとなになるってどんなこと」の装画?挿画など。
プロジェクト研究に関する、教員による報告会
2023年度に実施された、7つのプロジェクト研究活動について、教員が報告します。プロジェクト研究は、修士研究を行う枠組みとしての役割を果たす、重要な科目です。社会へ向けた成果の発信や、外部との連携を強く意識し、領域横断的に運営します。共働活動による複数の領域のノウハウ、経験を効果的に統合し、より高度な研究成果、技術開発を目指します。①Collaborative Design Research Project (代表:鈴木宣也)②運動体設計(瀬川晃)③The Art of Listening(金山智子)④場所?感覚?メディア(前林明次)⑤体験拡張表現(平林真実)⑥タイムベースドメディア?プロジェクト(三輪眞弘)⑦福祉の技術プロジェクト(山田晃嗣)。
IAMAS プロジェクト研究
「壁と卵」を再考する
エチオピアをフィールドとする人類学者の川瀬 慈さん(国立民族学博物館准教授)をゲストに迎えトークイベントを開催します。小説家、村上春樹氏の2007年エルサレム賞受賞スピーチ、いわゆる「壁と卵」は、2023年10月に再度勃発したイスラエル?ガザ戦争を目の当たりにしている今、さらに重要性を増しています。川瀬 慈さんと前林 明次さん(IAMASの教授)との対談形式で、そのメッセージの中で強調される「システム」や「構造」の問題に焦点をあてて、それぞれの活動について伺いながら、各自のフィールドにおけるリサーチや経験をもとにして、「システム」と「表現」の関係や、「システム」に対する表現活動のアプローチや可能性について議論を進めていきます。
国立民族学博物館 准教授
川瀬 慈 KAWASE Itsushi
1977年、岐阜県生まれ。国立民族学博物館准教授。エチオピアの音楽?芸能の人類学研究に基づき、映画、詩、小説、パフォーマンス等、多様な記録?表現活動を行う。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社)、詩集『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト)がある。オンラインジャーナルTRAJECTORIAの編集を行う。
IAMAS メディア表現研究科 教授
前林 明次 MAEBAYASHI Akitsugu
身体と環境のインターフェイスとして「音」や「聴覚」をとらえ、そこに技術的に介入することで知覚のあり方を問いなおす作品を発表してきた。近年は、場所イメージの「合成」をテーマに、フィールドレコーディングによる音響と様々なメディアを組み合わせるサウンドインスタレーションに取り組んでいる。主な作品に《Sonic Interface》(1999-)、《[I/O] distant place》(2001)、《ものと音、空間と身体のための4つの作品》(2005) 、《Container for dreaming》(2011)、《場所をつくる旅》(2017)などがある。欧洲杯比赛投注_欧洲杯外围app-竞猜|官网[IAMAS]教員。
修士2年
石塚 隆 ISHIZUKA Ryu
身体を基軸にした知覚について、サウンドや映像、孔雀の羽など、あらゆるメディアを用いて作品制作を行う。ストリートダンサーやシステムエンジニアとしてのバックグラウンドを持ちながら、AI生成の映像とTalkbox(シンセサイザー)のパフォーマンスを行うなど、多岐に渡り活動する。
NxPC.Live vol.67 FULL-SWING
IAMAS2024に併せて開催されるNxPC.Live vol.67 Full-SWINGでは、卒業する第22期生メンバーを中心にした編成で電子的、実験的なパフォーマンスを披露します。
今回はスペシャルゲストとして食品まつりa.k.a foodmanをお招きし、より独特な音楽体験を提供します。
NxPC.Lab(新次元多層メディア的クラブ体験研究室)は、クラブやライブにおけるアーティストと観客の相互作用によってもたらされる場の臨場感を拡大し、ネットへも拡散させるためのメディアテクノロジーの実現を目指した研究機関です。現代のメディア体験において必要とされる対話性、参加性をデバイス、インタフェース、ネットワークといったメディアテクノロジーを駆使することで、音楽体験を拡張し、音楽空間におけるコミュニケーションを次のステージへ導くための研究開発、イベントを実施しています。実験の場としてのイベントNxPC.Liveを中心に、レクチャーやワークショップ、ネットラジオなどの活動を行っています。
SPECIAL GUEST!!!!
19:00-19:50
食品まつり a.k.a foodman
名古屋出身の電子音楽家。〈Orange Milk〉〈Mad decent〉や〈Palto Flats〉など国内外の様々なレーベルからリリースを重ね、2023年11月にUKのレーベル〈Hyperdub〉から最新EP『Uchigawa Tankentai』をリリース。JUKE/FOOTWORK、TECHNO、HOUSE、NOISE、NEW AGE等様々な音楽をミックスしたサウンドを制作している。ロンドンのラジオ曲〈NTSRadio〉のレジテントも担当している。
17:00-17:30
hrx
乱数発生期(RNG)を使います。観客の精神状態によって乱数が変化する可能性があります。
17:30-18:00
破壊の会
破壊の会:Yuki ItoとKavuによって2023年に結成。ハードオフ巡り、ジャンク品を駆使したインスタレーション制作を主な活動としている。東京造形大学卒業後、一年間の活動休止期間を経て、2024年再起動。メディア媒体の枠に縛られない自由な表現活動を追求している。by ChatGPT
18:00-18:30
hitsujikai
hitsujikaiは、羊を盗み見る。人を盗み見る。その間を見る。
羊は人の間、我らが見るのは人の間、
二人による描く、創る、魅せるユニット。
18:30-18:50
Ryu Ishizuka
Talkboxという80'sに流行したエフェクターを用いて、チューブを口にくわえてシンセサイザーの音を送り、口の中で共鳴させて人間の声のように発声する演奏法と、音に同期した映像による視覚表現を合わせることで、新旧を織り交ぜたパフォーマンスを行う。
19:00-19:50
Futa Takezawa + Shotaro Takemura + Santa Naruse
食品まつり a.k.a foodmanのパフォーマンスのVJを担当する三人組。回転寿司が好き。
20:00-20:30
zumisio
OP-Zだけで頑張ります!!
20:30-20:50
三波蒼菜
叩いたり書いたり喋ったりして音を出します。