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YAMAGISHI Kanata

Grasp(er)

Grasp(er)

アプリケーション: Next.js、Tensorflow.js（Webカメラによる入力画像から手指の姿勢を推定）、matter.js（物理シミュレーション）、Tone.js（音声の再生）

鏡合わせのように現れた手指が、徐々に形を変えていく。最初、自分が動いているのに自分の動きではないように感じられ、またしばらくすると再び自分の動きであるような、心地の良い感覚が生じる。動きながら心地の良い感覚を意識的に探る、こうしたインタラクションを「grasp」と名付け、これを具現化する設計を考えることで、新しい体験づくりを目指した。

The hands, mirrored in each other, slowly change shape. At first, the participant feels as if he/she is moving but the movement is not his/her own, and after a while a comfortable sensation arises as if the movement is his/her own again. This interaction in which the participant consciously seeks out the sensation of comfort while moving is called “grasp”. This study aimed to create a new experience by considering a design that realizes this relationship of movement between the participant and the work.

主指導教員
小林茂
主査
桑久保亮太
副査
プロフィール
1998年千葉県生まれ。東京理科大学工学部情報工学科卒業。入学前から取り組んでいたグラフィックデザインの視点から情報処理技術を捉え、日課としてのプロトタイピングをもとに、実験的な表現を探る。