SHIBATA Kazuhide

象眼撮影

The Style of One's Shooting

画面内の枠の位置は、枠の四隅に取り付けた赤外線LEDを赤外線カメラで取得して追跡することで認識している。赤外線とカラーの二つのカメラで同一の景色を捉える2眼一致ステレオカメラの構造をハーフミラーを用いて自作。また、枠の内部に加速度センサーを組み込み、枠の向きの認識を行う。信号は無線でPCに送信される。枠内部のLEDと信号送信のためのマイコンは充電池で駆動。
ソフトウェア:openFrameworks
ハードウェア:esp32

映像インスタレーション作品。 空間に置かれた一枚の壁面上のディスプレイの前にフレームが設置され、ディスプレイに向かって枠を動かしながら体験する。 画面上に映るフレームの内部は映像の記録と再生を行う。 体験者は、このフレームを使って、リアルタイムの映像に記録映像を象眼する。 枠を境界とした時間と空間のズレが、視覚的な面白さを生み出す。

A video installation piece in which a frame is set in front of a screen hanging on a wall. Spectators experiencethis piece by facing the screen and moving the frame around. Within the frame displayed in the screen, video can be recorded and played back. Using this frame, the spectators inlay recorded footage within the video display in real-time. The gap in time and space that the frame represents gives rise to a visually interesting experience.

主査
クワクボリョウタ
副査
プロフィール
1995年生まれ。映像を見るだけでなく、作る過程に注目した作品制作を行い、映像、インスタレーション、ゲーム、パフォーマンスなどの形式で出力する。