NISHIDA Kiyu

chain of responses

chain of responses

システム端末:iMac、Raspberry pi
植物生体電位測定器(ハードウェア):作動増幅器でノイズ除去、増幅後、Arduino nanoでDA変換
植物生体電位解析(ソフトウェア):PythonアプリケーションAがArduinoとシリアル通信を行い、測定値を保存。
PythonアプリケーションBが解析を行い、植物生体電位から照明の状態の変化を検知。
検知結果はOpen Sound Contorl(OSC)を用いてUser Dendrogram Protocol(UDP)通信によって
Node.jsアプリケーションによる各ユニット通信アプリケーションに送られる。
各ユニット中継:Zoomを使用。
各ユニット通信装置(クライアントアプリケーション):Node.jsのSocket.ioライブラリによってサーバーへ検知結果を送信。

生命のもつ原初的な現象から生命間のコミュニケーションを問うパフォーマンス作品。光の照射と遮断に対する生命の反応が円環状に連鎖することで、自らの刺激として戻ってくる。刺激と反応、応答の繰り返しの蓄積によってコミュニケーションは立ち現れるのではないだろうか。それぞれの生命の刺激と反応はインターネットによって接続されている。

This is a performance work that questions the communication between lives from the primitive phenomena of life. The responses of life to the irradiation and shutting off light form a circular chain that returns as its own stimulus. Isn’t it possible that communication emerges from the accumulation of repeated stimuli, responses, and feedbacks? The stimuli and responses of each life are connected by the Internet.

主査
松井茂
副査
プロフィール
1996年東京都生まれ。九州大学芸術工学部音響設計学科卒業後、入学。芸術と工学を横断し、生命のコミュニケーションについて研究を行う。