MORITA Ryo

Sar/on rails

Sar/on rails

演奏協力:林暢彦、星安澄
楽器:トーラス型楽器台(木製)、サロン音板28枚(青銅)、
消音用音板2枚(MDF、鉛、スポンジ、シリコンゴム、発泡ゴムを組み合わせて制作)、
サロン用マレット2本(木製)
使用機材:3D木材加工機、レーザー加工機
シミュレーション用プログラム開発ツール:Cycling ’74 Max8

インドネシアの民族音楽「ガムラン」の根底に存在する精神「ラサ」から着想した音楽作品。本作品ではガムランの楽器に共通する演奏方法「たたいてとめる」に着目した。「音板をたたくと同時に一つ前にたたいた音をとめる」という動作を繰り返すことで生まれる、独特なフロー体験を一種のラサと捉え、このラサを最小限の動作?音楽の構成要素から得る。

This piece was inspired by Rasa – the spirit at the heart of traditional Indonesian musical form, “Gamelan”. It focuses on the method of playing that shared by Gamelan’s instruments – striking and the pedal and then dampening the sound. The repeated motion of striking one note while simultaneously stopping the previous note gives rise to an original kind of “flow state,” and claim that this Rasa can be derived from the movement’s structural elements and these minimal movements.

主査
三輪眞弘
副査
プロフィール
1995年生まれ。東京都出身。2018年東京音楽大学作曲指揮専攻(作曲)卒業。同大学音楽学課程修了。大学在学中からガムランの演奏?研究を行い、現在はガムランの拡張に関する研究を進めている。