MORITA Asuka

Observing Variation: in Sliced Loin Hams

Observing Variation: in Sliced Loin Hams

制作協力:椋木新、カワイタケシ
構成:《Emerge》、《Fill》、《Breath》の3作品による構成
《Emerge》イメージスキャナーによりスキャンしたモチーフの画像データ2枚の差分を連続表示
《Fill》イメージスキャナーによりスキャンしたモチーフの画像データを連続表示
《Breath》ホットプレートの加熱により形状変化するモチーフを撮影し、4台同期再生
素材:スライスロースハム、プロジェクター、円形スクリーン、ディスプレイ、スピーカー、メディアプレイヤー
詳細:moritaasuka.com/loinham

映像インスタレーション
一様に見えるスライスロースハムの差異から、日常生活の中の「遊び」を捉えた作品。大量生産品は同じ色や形をしており「遊び」がないようにみえる。しかし1つ1つをよく観察すると、微かな差異があることに気づく。本作では、1パック4枚入りという販売形態を単位としてハムを対比させ、映像?音響?空間を構成し、差異の顕在化を試みた。

Video Installation
This work captures the “play” in everyday life through the differences in sliced loin hams, which appears to be uniform. Mass-produced products have the same color and shape and seem to have no “play” in them. However, when we observe each piece closely, we notice that there are subtle differences. In this work, I attempted to reveal the differences by contrasting hams as a unit of the sales format of four pieces per pack, and composing images, sound, and space.

主指導教員
前田真二郎
主査
前林明次
副査
プロフィール
2000年大阪府生まれ。学部では、秋田公立美術大学で映像メディアを学ぶ。博士前期課程では差異に着目した映像インスタレーションによる表現研究を行った。