MIKI Yutaka

OFAD Media Project: 全周観察型立体ディスプレイ拡張プロジェクト

OFAD Media Project: Project for Extension of 3D Display Observable from All Directions

『OFAD Media Project』では、オープンソースの全周観察型立体ディスプレイである「エポメトロープ」を設計し、GitHub上で公開した。デジタルファブリケーションで制作できるパーツと市販品を組み合わせて制作することができる。エポメトロープは、内蔵センサーによりディスプレイの向いている方向を計算しながら回転し、対応した角度の画像を表示する。これにより、正面からみた時には正面の像が見え、左側から見れば左側の像が見える、物理空間と連続性を持った立体像を表示する。
https://github.com/yutaka-miki/Epometrope

OFADとは「Observable from All Directions(全方向から観察可能)」の略称である。このプロジェクトでは「全周観察型立体ディスプレイ」のオープンソース化と参加者を巻き込んだコンテンツ制作や開発を通じて、このメディア装置を使った、表現やサービスについての議論や実践をするコミュニティの形成を試みる。

OFAD stands for “Observable from All Directions.” By open-sourcing a “360-degree 3D Display” and involving participants in creating and developing the content, this project attempts to form a community to discuss and implement services and methods of expression using this media device.

主査
赤羽亨
副査
プロフィール
1992年生まれ。家具デザイナーとして勤務した後、IAMASに入学。仮想空間と物理空間の接近、融合について思考し、全周観察型立体ディスプレイの普及を目指す実践活動を行っている。