ISHIZUKA Ryu

重なり合う光の彩の間にいる

Entwined within the Nuances of Light

素材提供:株式会社海遊館 ニフレル事業部
素材:インドクジャク(雄)の上尾筒、アクリル、無反射性塗料
制作手法:3Dモデリングソフトウェアを用いたパラメトリックデザインによる配置シミュレーション、レーザー加工機

孔雀の上尾筒(目の模様を持つ羽根)の羽枝を色域ごとに分解して同心円状に配置した彫刻的な空間インスタレーション。特別な発色構造を持つ孔雀の羽は、視点や、光の色、角度などの空間的な関係性によって、目に見える色彩が変化する。自然が持つ色彩と長さの秩序が織りなす無始無終の円環と対峙し、”身体と取り巻くものとの関係の表れ”として色彩を経験する。

A sculptural spatial installation that deconstructs the barbed upper tail covert feathers (those with eye patterns) of peacocks and arranges them in concentric circles based on their color range. The peacock feathers, which have a special color-producing structure, have changing visible colors depending on the viewer’s perspective, the color of light, and spatial relations. By confronting the infinite loop woven by the natural order of colors and lengths, one gets to experience color as a manifestation of the relationship between the body and its surroundings.

主指導教員
桑久保亮太
主査
前林明次
副査
プロフィール
1997年、神奈川県出身。ストリートダンサーやシステムエンジニアとしてのバックグラウンドを持つ。身体を基軸にした知覚について、映像やサウンド、孔雀の羽など、あらゆるメディアを用いて作品を制作する。